堺なかもずシニアの相談窓口の
生前対策に関する相談事例
堺の方より身元保証に関するご相談
2022年09月05日
友人に「身元保証人になってほしい」と頼まれました。身元保証人とは何でしょうか、司法書士の先生にお伺いします。(堺)
先日、病気で堺市内の病院に入院することになった友人から「身内がいないから身元保証人になってくれないか?」と頼まれました。友人の助けになりたいとは思うのですが、「身元保証人」という言葉自体初めてで、仕事内容も分からないまま首を縦に振ることはできませんでした。友人には返事を待ってもらっています。簡単で構いませんので身元保証人とはどのような立場で、役割などはあるのか等教えてください。(堺)
身元保証人の責任に明確な基準は設けられていません。
身元保証人は、高齢化社会の進んだ現代において必要不可欠な存在と言っても過言ではなくなってきています。しかしながら、身元保証人という言葉を聞いたことはあっても、詳しい役割内容まではわからないという方がほとんどではないかと思います。
身元保証人は、身寄りのない方が病院へ入院される際や、介護施設へ入居される際の契約時の身元を保証してくれる人のことを言います。
実際に身元保証人が行っている役割として、入院費用の責任(依頼者が入院費などを支払えなくなった場合に代わりにその費用を支払う)、退院・転院時の責任、緊急時の対応、さらには、依頼者に代わって医療処置や介護方針等に関する判断等、幅広く挙げられます。身元保証人を利用される方は独り身の方や頼れる方がいらっしゃらないという方ばかりではありません。核家族化の進んだ昨今では、ご家族がいらっしゃる方でも家族や親せきには迷惑をかけたくないといったお考えをお持ちのご高齢者の方は少なくありません。
また、身元保証人と似たような役割を持つ「後見人」がいます。後見人は依頼者の代わりを務めるという面では身元保証人と似ています。しかしながら後見人は、認知症などで依頼者の判断能力が衰えたと判断された場合のみ、依頼者に代わって契約事などを行います。したがって後見人は依頼者がお元気なうちはその役割を発揮することはできないということになります。一方、身元保証人は依頼者がお元気なうちからその役割を発揮することが可能です。また、先述したように身元保証人は依頼者が債務を負担できなくなった場合、自らがその債務を負うことになりますが、後見人には支払いの義務は生じません。
もしご相談者様がご友人の身元保証人を引き受けることに抵抗がおありでしたら、一度堺なかもずシニアの相談窓口にご相談ください。
堺なかもずシニアの相談窓口では、身元保証について堺の皆様に分かりやすくご説明できるよう身元保証の専門家による無料相談の場を設けております。
また、身元保証のみならず、相続全般に精通した司法書士が堺の皆様のお悩みを丁寧にお伺いさせていただいておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
堺の皆様、ならびに堺で身元保証ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。