堺なかもずシニアの相談窓口の
生前対策に関する相談事例
堺の方より身元保証についてのご相談
2023年12月04日
身寄りがないため、身元保証を頼める人がおらず不安です。司法書士の先生、将来身元保証が必要になった時に向けて今から準備できることはありますか?(堺)
私は堺に住む70代男性です。長年勤めている堺の会社で嘱託として勤務を続けておりましたが、ついに来年退職することになりました。あとは気ままに暮らし、身体がいうことを聞かなくなってきたら堺の高齢者施設で余生を過ごすことになるだろうと考えていました。これまでの蓄えは十分あるので問題ないだろうと思っていたのですが、高齢者施設に入居するためには身元保証人を立てなければならないということを知り、困っております。
私には妻も子供もおりません。堺の実家に暮らしていた両親はとうに他界し、兄もおりましたが10年ほど前にすでに亡くなっています。付き合いのある友人はみな私より年上でとても身元保証を頼める状況ではないですし、勤めていた堺の会社の人間に頼るのも憚られます。このまま身元保証についての不安を抱えたまま過ごすのは不安です。元気に動けるうちに対策を講じておきたいのですが、司法書士の先生、今の私に何かでできることはありますか。(堺)
身元保証は身元保証団体に依頼することも可能です。団体によって提供するサービスが異なるため、選ぶためのポイントを押さえておきましょう。
高齢化社会に伴い、堺のご相談者様のように身寄りがない、または親族がいても頼ることができないという方は年々増えていると言われています。そのような方は、身元保証団体が提供する身元保証サービスを利用する方法があります。
身元保証団体は、さまざまな理由で身元保証人を立てることができない方に向けて、施設入居や入院の際に必要となる身元保証人を引き受けるサービスを提供しております。一口に身元保証サービスといっても、それぞれの団体により提供するサービスに違いがあるため、ご自身のご希望に沿った身元保証サービスを提供する団体を選ぶ必要があります。ここでは身元保証団体を選ぶ時のポイントをご紹介いたします。
(1)財産管理を安心して任せられる体制が整っているかどうか
入居する施設によっては、高額な金銭や貴重品の持ち込みを禁止しているところもあります。そのような場合、入居後の財産管理を身元保証人に頼むことになるかもしれませんので、信託の活用など安心の体制で財産管理を行っている団体を選ぶとよいでしょう。
(2)死後の事務手続きにも対応可能かどうか
入院費の精算や施設の退去等、ご自身が逝去された後に必要となる死後事務手続きですが、身元保証団体によっては死後事務手続きはオプションになっていたり、そもそも対応していないという場合もあります。死後の事務手続きは必ず行うべきものですので、はじめからまとめて依頼できる団体を選ぶと安心です。
(3)遺産の寄付が前提の契約になっていないかどうか
身元保証の契約の際、契約者の死後に遺された財産を団体に寄付するように、としている団体には注意が必要です。というのも以前、団体の運営が悪化したために契約者から預かった財産に勝手に手を付けた団体が存在し、社会的に大問題となったケースがありました。寄付を前提とした契約を迫る団体は、健全な運営体制が整っていない可能性がありますので、避けた方が無難です。
以上が押さえておくべきポイントです。ご自身が認知症等を患ってしまうと、身元保証の契約を結ぶことはできなくなってしまいます。お元気なうちに、信頼のおける身元保証団体を選んでおくことをおすすめいたします。
堺なかもずシニアの相談窓口では堺近郊で身元保証についてお悩みの方のお力になります。堺の皆様のお話を丁寧に伺ったうえで、必要となる身元保証のプランをご案内いたします。無理な勧誘を迫るようなことは一切ございませんので、堺の皆様はどうぞ安心して堺なかもずシニアの相談窓口の初回無料相談をご利用ください。